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# Stratum ポリシー管理

> Stratum の Taxonomy と Rule Package をプロジェクトポリシーとして定義し、バージョニングとピン留めで Project Stratum に適用します (Starfort v1.4 版)

[Stratum](/ja/v1.4/concepts/stratum) のグレード判定は、2 つのポリシーアーティファクトで定義されます — グレード体系を保持する **Taxonomy** と、判定ルールの本体を保持する **Rule Package** です。どちらも Guardian の [Guard Policy](/ja/v1.4/concepts/guard-policy) と**対等なプロジェクトレベルのポリシー**であり、各プロジェクトが定義し、所有します — グレード体系と判定ルールは顧客企業ごとに異なるためです。インライン同期とバッチ非同期の[2 つの流入経路](/ja/v1.4/api/batch/overview)は、同じ Taxonomy・Rule Package を共有します。

Stratum のポリシーが Guardian の Guard Policy と共有されることはありません。2 つのモジュールはそれぞれ自分のポリシーと検出定義を別々に持ち、Guard Policy（PII/TOPIC）は従来のまま維持され、Stratum が干渉することはありません。

## 2 つのポリシーアーティファクト

| アーティファクト         | 保持する内容                                      |
| ---------------- | ------------------------------------------- |
| **Taxonomy**     | グレード体系 — グレードの集合、各グレードの順位（rank）、判定方式、しきい値   |
| **Rule Package** | 判定ルールの本体 — detector 定義・分類ルール・ラベルポリシーの 3 層構造 |

2 つのアーティファクトは**それぞれ独立したバージョン**を持ち、Rule Package が特定の Taxonomy バージョンを参照します（referential integrity）。グレード体系は比較的安定しているため、1 つの Taxonomy バージョンを複数の Rule Package バージョンが再利用する形が一般的です。

### Taxonomy — グレード体系

v1.4 時点のグレードは 3 種です。

| グレード    | 順位  | 判定方式                                             |
| ------- | --- | ------------------------------------------------ |
| **機密**  | 最上位 | スコア型 — シグナルをスコアとして集計し、しきい値と比較                    |
| **社外秘** | 中位  | スコア型                                             |
| **一般**  | 最下位 | clearance gate — 「疑わしいシグナルがなく、判定が完了している」ことを条件に通過 |

1 つの文書から複数グレードのシグナルが出た場合は最も高いグレードで確定し（highest-rank）、手動で付与されたグレードを自動判定が勝手に上書きすることはありません。グレード体系を Taxonomy として分離しているため、分類ルールはグレードを抽象的に参照でき、グレードの数・名称・基準が異なる顧客企業にも同じルール構造を使えます。グレードの意味と判定パイプラインについては、[Stratum の概念](/ja/v1.4/concepts/stratum)を参照してください。

### Rule Package — 3 層構造

Rule Package は、検出（何を）と判定（どのように）を 3 つの層に分離します。

| 層                         | 役割                                                                                        |
| ------------------------- | ----------------------------------------------------------------------------------------- |
| **Layer A — detector 定義** | 何を検出するか — 判定パイプライン L1〜L4 の各段階の detector。各 detector は、どのグレードに寄与するか（grade attribution）を持ちます |
| **Layer B — 分類ルール**       | detector のシグナルを組み合わせてグレード候補を emit — 優先度、確定（terminal）、抑制（suppress）、否定条件                    |
| **Layer C — ラベルポリシー**     | グレードの競合解消（最高グレード優先）と、外部送信のルーティング（自動確定／グレーゾーン／ブロック）の決定                                     |

各層を何からどのように埋めていくかは、[Stratum Rule Package の作成](/ja/v1.4/admin/how-to/write-stratum-rule-package)を参照してください。Layer A のフィンガープリント detector は、プロジェクトに登録された[フィンガープリントテンプレート](/ja/v1.4/admin/fingerprint-templates)を参照します。

## Guard Policy と同じ管理規律

Taxonomy と Rule Package の管理規律は、[Guard Policy](/ja/v1.4/admin/author-guard-policy) と同一です — 既存のポリシー運用方式をそのまま再利用します。

| 規律               | 内容                                                                                                      |
| ---------------- | ------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
| **バージョン管理**      | セマンティックバージョニング — 修正すると新しいバージョンが発行されます                                                                   |
| **保存 ≠ 適用**      | 新しいバージョンを保存しただけでは何も起こりません                                                                               |
| **Pin**          | Module Instance（Project Stratum）に特定のバージョンを固定します — Guard Policy のバージョンを Project Guardian に Pin する方式と同一です |
| **独立バージョン + 参照** | Taxonomy と Rule Package はそれぞれバージョンを持ち、Rule Package が特定の Taxonomy バージョンを参照します                            |

<Note>
  Rule Package が Pin されていない Project Stratum は、**何の判定も行わず、ファイルをそのまま通過**させます。Guardian がポリシー未割り当ての状態で検査なしに通過させる動作と同じ、計画された状態であり、Pin を解除してもこの状態に戻ります。判定を開始するには、Rule Package を Pin する必要があります。
</Note>

## /aim テンプレートから始めて、プロジェクトが定義する

`/aim`（System）には、Stratum の **policy type テンプレート**があります。各プロジェクトはこのテンプレートを標準の出発点として、自分の Taxonomy と Rule Package を定義します — Guardian が `/aim` の Policy Type Catalog（サポート集合）をもとに、プロジェクトが Guard Policy を定義するのと同じ方式です。つまり `/aim` はテンプレート（標準の出発点）を、プロジェクトは実際の定義・バージョン・Pin を管理します。

Taxonomy と Rule Package は任意の形式ではなく、定められたスキーマに従います。スキーマが入力検証とバージョン管理の根拠になります。policy type テンプレートは JSON と YAML の両方をサポートし（相互変換可能）、ポリシーモデルは YAML で定義されます。

## 管理の場所

| 項目                                          | 管理の場所                           |
| ------------------------------------------- | ------------------------------- |
| モジュールタイプの登録・policy type テンプレート・エンタイトルメント    | `/aim` System 標準 — テナントは編集できません |
| Taxonomy・Rule Package の定義・バージョン・Pin・しきい値の調整 | プロジェクト（テナント）コンソール               |

## 権限

閲覧は Project Member 以上、Taxonomy・Rule Package の定義・編集と二次レビューの決裁には Project Admin 以上が必要です。ポリシーの作成・承認・有効化の役割分離（作成者 ≠ 承認者）は、既存のポリシーライフサイクルのロールモデルにそのまま従い、変更は[監査ログ](/ja/v1.4/admin/audit-log)に記録されます。

## 次のステップ

<CardGroup cols={2}>
  <Card title="Stratum Rule Package の作成" icon="layer-group" href="/ja/v1.4/admin/how-to/write-stratum-rule-package">
    Layer A の detector、Layer B の分類ルール、Layer C のラベルポリシーを埋めていく実務ガイドです。
  </Card>

  <Card title="フィンガープリントテンプレートの登録・管理" icon="fingerprint" href="/ja/v1.4/admin/fingerprint-templates">
    フィンガープリント detector が参照する定型フォーマット（空の様式）の登録・改訂・再閲覧です。
  </Card>
</CardGroup>
