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フィンガープリントテンプレートは、Stratum のフィンガープリント判定の照合基準となる**定型フォーマット(空の様式)**です。Rule Package のフィンガープリント detector が登録済みの様式を参照し、その様式で作成された文書を指定グレードとして判定します。フィンガープリント判定は「この様式で作成された文書はこのグレード」を確定させる確信度の高いシグナルですが、照合基準となる空の様式が先に登録されていなければ成立しません — このページでは、その様式を登録・改訂・再閲覧する管理フローを扱います。

プロジェクト所有の資産

空の様式は顧客企業に固有のものであるため、フィンガープリントテンプレートは特定のプロジェクト(テナント)が所有し、他のプロジェクトへは共有されません。プラットフォーム標準として配布されて全テナントに行き渡るリソースではなく、Taxonomy・Rule Package と同じプロジェクトレベルの資産であり、そのプロジェクトの Rule Package がこれを参照します。

登録と保存 — 2 層の分離

登録は、Stratum の「判定エンジンは保存しない + 監査プレーンで保存する」という原則にそのまま従います。 登録対象は顧客データではなく記入前の様式であるため、原本を保存しても個人情報が露出するリスクはありません。この原本は登録が維持されている間、継続して保存される参照資産であり、リクエスト Trace の原本のように保存期間で破棄される対象とは区別されます。 この 2 層の分離によって、「エンジンには原本を残さない」と「何を登録したかを後から確認できる」が同時に成立します。

管理操作

管理者は、登録済みの様式に対して次の操作を行います。
  • 一覧の確認と原本の再閲覧 — 登録済みの様式の状況を確認し、各様式の原本を監査プレーンから再閲覧・ダウンロードします。
  • 改訂(新バージョンの登録) — 様式が改訂されたら、同じ様式の新バージョンとして登録します。旧バージョンは履歴として保存され、監査とロールバックに使われます。
  • 参照の確認 — 特定の様式をどの Rule Package が参照しているかを逆方向に確認します。参照中の様式がうっかり削除されて判定が途切れることを防ぐためです。

Rule Package との連携

Rule Package のフィンガープリント detector は登録済みの様式を指定し、その様式で作成された文書を指定グレードとして判定します。様式が改訂されたら detector が参照するバージョンを更新します。参照が有効かどうか(参照する様式とバージョンが存在するか)は、Rule Package を有効化する時点で検証されます — 切れた参照があると有効化はブロックされます。

権限と監査

フィンガープリントテンプレートの登録・改訂・削除には、ポリシー編集と同じ管理権限(Project Admin 以上)が必要で、ガバナンス変更であるため監査ログに残ります。様式の登録・管理は、ファイルのアップロードとフィンガープリントの保存という性格がテキストポリシーの編集とは異なるため、Taxonomy・Rule Package の編集とは分離された管理フローとして提供されます。